夫婦でいるということ
2009年 04月 11日
昨日、会社帰りに来月公開の映画の試写会に行ってきました。
60歳のラブレター 公式サイト(←注:音が出ます。)
3組の熟年世代の夫婦の日常がクロスオーバーして展開するストーリー。
その中でも、夫の定年を期に離婚する夫婦(中村雅俊さん&原田美枝子さん)の話が中心と
なって進んでいきます。
仕事一筋、家庭を顧みずに、定年退職の日には愛人のマンションにまっすぐ行ってしまうような
夫を中村雅俊さんが演じてるんだけど、これが私にはどうにも違和感が(+_+)
演技がどうだとかいうのではなく、先入観のせいもあると思うけど、全く悪い夫に見えないし★
ましてや、60歳で定年を迎えて、社員に見送られるような世代にすら見えなくて、それが最初
から最後までずっとひっかかっていて(実年齢は58歳なので、まさしくその世代なんだけど)
最後の最後の盛り上がるシーンでさえ、私の気分は盛り上がりませんでした(残念)。
他の2組のうち、イッセー尾形さん&綾戸智恵さんの夫婦は良かった♪綾戸さんは演技という
よりも、大阪の元気なオバチャンそのもの(笑)の役柄で、イメージぴったり☆ その夫を演じる
イッセーさんも味がありました(^_^) この夫婦のストーリーが一番しっくりきたし、一番考えさせ
られるものがありました。
きっと、長く連れ添ったご夫婦や、映画に出てくる3組の夫婦と同世代の方々なら、もっと感情
移入して楽しめる作品なんでしょうね。
でも、ラストシーンのような選択は私なら絶対にしないなぁと、最後までひねくれた気持ちで
見続けてしまった私でした。
まぁ仕方がないでしょう、こういう映画はハッピーエンドで終わらないとね(^_^;)